2014年3月2日日曜日

「魔方陣」を解いた16歳

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140301-OYT1T01171.htm
『スパコン初めて使用、「魔方陣」を解いた16歳』


今の10代の方々は、我々「大人」世代と違って
生まれた時から お家に 普通にパソコンがあるよ、ってヒトが多いから
彼らにとっては
もー、日常的に使う「家具」感覚なんだろうな。
お家のPCだろうが スパコンだろうが
そう 大差無いのかもね。

それにしても、
若い世代に こんなに優秀な人材があるなんて
頼もしい限りだなぁ。。( * ´∇` * )

そして、前例が無いにも関わらず
この若き才能を受け入れて サポートしてきた教授も
素晴らしいと思う。

今の若い世代のヒトたちは
我々「大人」世代とは、育ち方も 周りを取り巻く環境も 明らかに違う。
それを認めて受け入れて なおかつサポートできる事、
これこそが 現代の「大人」に求められる スキルなんじゃないかな。

そのためには、
大人にありがちな 固定観念に縛られていてはダメなの。

今、現代に起こっているコトについて アンテナを高くして
否定せずに受け入れて、
さらに、これまでの経験値をプラスした
「大人としての判断力」を 身につけていく、
そういう 必要があるんだよね。きっと。

大人こそが 日々是勉強、なのですな。(^ー^)

この記事を読んで、そんな風に感じました。

一応、メモ代わりに
↓ リンク先の本文、コピペしとこっと。

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 筑波大学(つくば市)は2月28日、茨城県立並木中等教育学校(同)の杉崎行優ゆきまささん(16)が同大のスーパーコンピューターを使って、「魔方陣」と呼ばれる数字の組み合わせについて、2億7500万を超える全パターン算出に成功したと発表した。

 一般公募で採択されたもので、高校生が大学教授とスパコンの共同研究をするのは珍しいという。

 同校は中高一貫校で、杉崎さんは高校1年に相当する4年生。3歳頃からパソコンに触れ、小学4年頃にプログラミングを始めた。先生に紹介された高校生向けの「スーパーコンピューティングコンテスト」に挑戦したいと考え、3年ほど前から、書籍やインターネットを活用して独学でプログラミングの腕を磨いた。

 杉崎さんは2011年3月に算数の本で魔方陣に出会った。魔方陣は正方形の中にマス目を作り、各マスに数字を入れたもの。縦横斜めのどの列についても、並んでいる数字の和が等しくなる。9マス(縦横各3マス)の魔方陣は、和が15となる1通りの組み合わせしかないが、25マス(同5マス)になると2億7530万5224通り存在することが知られていた。

 計算プログラムを作り始めたところ、同大計算科学研究センターがスパコン利用者を公募することをセンターのサイトで知り、13年1月に申請した。基本的に大学や研究機関などの研究者向けの手続きで、センターも中学生からの申請は初めて。当初はとまどいもあったが、同センターの朴泰祐教授が共同研究する形で利用を認めた。

 25マスの魔方陣は手当たり次第に数字を当てはめれば計算量が膨大になるため、杉崎さんは「できるだけ計算量を減らせないか」と考えた。そして計算量が少なくてすむ一定のルールを発見。スパコンの頭脳に当たる多くの中央演算処理装置(CPU)を効率的に動かす工夫も施し、約2時間36分の計算ですべての組み合わせを求めた。

 アドバイスをしてきた朴教授は「理系的なセンスが素晴らしい。課題に対して改良を重ねることができ、高い能力を持っている」と認める。杉崎さんは「初めてスパコンを使ったが、難しいとは感じず楽しめた」と話している。

(2014年3月2日13時06分  読売新聞)

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